長谷部誠の件。〜やんちゃな弟の成長〜(きまぐれ人物伝①)
そういえば、ずっと気になってた、この人のこと。
我らが代表のキャプテン。
今じゃ、いつの間にか、日本代表の頼れるキャプテン。
長谷部誠が、南アフリカW杯の本番直前に突如キャプテンマークを巻いてから、もう3年以上が経った。その左腕にキャプテンマークが巻かれることはいつからか当たり前になった。
キャプテンとして会見に出たりコメントを求められることが多くなったからか、いつしか長谷部に定着した「優等生」キャラ。
長谷部は昔からこんなキャラだったんだろうか。プレースタイルと共に検証する。
1.プレースタイル
浦和にいた頃のハセを知る人なら、必ずこのフレーズを口にすると思う。
今のハセには見る影もないが、昔は超攻撃的マインドを持ち、パスよりもドリブルで局面を打開できる稀有なボランチだった。
当時のハセの真骨頂の動画があったぞ。
①(2分半ごろ) 2004年天皇杯準決勝 大宮戦の延長後半に見せたトドメの50メートルドリブルゴール
②(3分ごろ)2004年Jリーグ2ndステージ 磐田戦のアディショナルタイムに見せた奇跡の40メートルドリブル勝ち越しゴール
日本代表中盤 長谷部誠&松井大輔 特集 1/2 - YouTube
だいたい、この動画のトップ画面のコメント見てくださいよ。
「誰が来てもドリブルで抜ける」って、今のハセさん言わないよ、絶対!
とはいえ、浦和で中心選手だった04~07シーズンは、"気の利く"鈴木啓太兄さんがいつも隣にいたから、ヤンチャな弟の誠クンは好きにやれたという部分はあったし、それが当時の浦和にとって大きな武器になってた。
それがドイツのヴォルフスブルグに移籍するといきなり1人でボランチを任されたりして、どうしてもバランスに気を使うようになり、いつしかハセ自身が"気の利く"選手として成長していった、というのが僕の分析だ。
2.キャラクター
ここはもう、すっごく簡単に説明するとすれば、
(例)ボランチのハセ君が正当なタックルでボールを奪ったのにファウルとジャッジされたシーンで、
①レッズ時代のハセ君
「なんだよ、フザけんなよ、どこ見てんダヨ!!」
②代表キャプテンのハセ君
「ねぇねぇレフェリー、よく見てヨ~。ボールにアタックしてたでしょ。わかったよ。次は頼むヨ」
多分に想像も入ってますが、大体こんなところだと思う。
さらには、あの荒々しかったハセ君が、「心を整え」始める始末…。
あ、宣伝じゃないですよ。
君は君のままで…
とまぁ、若き日を知る僕らからするととても急激な変化(成長)を遂げているハセ君。年齢的なものは勿論だけど、ドイツでのチームのタスクやさらには代表での立ち位置の変化が、彼にこれほどの成長を促したんでしょう。
今や、頼れるお兄ちゃん。
彼が現在の代表チームに与えている影響は計り知れないと思うし、だからこそ監督からこれだけの信頼を勝ち得てる。
君は君のままで、心を整え続けて欲しい。
と素直に応援している一方で、レッズにいた頃の、トゲトゲしいハセに会いたいな~と思っているレッズファンも、きっと結構いる、と思う。僕然り。
ゲームの中で昔のハセを垣間見せてくれるシーンが、どこかできっと、と思っているファンもきっと結構いる、と思う。僕然り。
要するに僕は、長谷部ファンで、レッズファンで、そしてサッカーファンなのだ。
頑張れハセ。じいちゃんも見てるぞ。
ちなみに僕は、すっごい上から目線(親目線)だったが、ハセ君より年齢は1歳下にあたります。しかしそんなことは関係ないはずだ。
ありがとう。